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美容室・飲食店を経営する夫を持つ妻の役割と簿記

投稿日 : 2020年8月10日 / 更新日 : 2020年8月10日

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美容室や飲食店を開業する人の多くは男性ですが、その妻である配偶者が共同経営者となるケースは少なく、専業主婦の場合は、手伝えることはそれほど多くありません。
しかし、簿記という知識があると、経理の面で事業をサポートすることでき、かつ何でも言える間柄であるため、事業場の不正がないかを監査する監査役の役割もできるすごい存在となりえます。

美容室オーナーの嫁

独立開業で困ることが帳簿などの経理業務

美容室でも飲食店でも開業して最初に困るのが「経理業務」です。
オーナーは一日店舗に立つため、バックオフィスである経理業務にはなかなか時間を取れません。
また同じように、税務署や青色申告会、書店のビジネス本で経理について勉強する時間がありません。
そんなときに、妻に簿記の知識があるだけで、店舗を経営する夫の大きな助けとなります。
簿記の知識は、簿記2級合格レベルなら十分で、そのうえで税務署や青色申告会の講習を受ければ基礎的なことはできます。
夫が店を切り盛りし、妻が細かい経理をサポートすることで、税理士に頼らずに確定申告することも可能です。

夫の浪費を監査する役割

また妻が経理をすることの効果に、事業について不正や違法がないかをチェックする監査役の役割ができます。
不正や違法というと大げさですが、夫であるオーナーの浪費をチェックすることと言えばわかりやすですね。
独立前の給料制では、給料の額面金額から税金や社会保険料が天引きされているため、手取り額がそのまま自由に使える生活費でしたが、独立すると売上は自由に使えるお金ではなく、そこから経費や税金、社会保険料を支払い最後に残ったお金が自由に使える生活費となります。

独立開業すると、売上金額を自由に使えるお金と勘違いするオーナーもいて、税金や社会保険料を滞納するケースもあります。そのような事態に陥らないために妻がチェックする必要があります。
そして、そのチェックをするためには、簿記や経理の知識が必要となってくるのです。
このチェックと夫の暴走を抑える役割は、妻だからこそできるもので、僕ら税理士では助言はできても、暴走を止めることはできませんから。

まとめ:妻だからこそできる役割と簿記

美容室や飲食店を経営する夫を持つ妻だからこそできる役割について書いてみました。
顧問税理士でもできない役割を妻だからこそできる。という側面を持っています。
そして、簿記という知識が事業を成功へ導く大きな武器となることをアドバイスしておきます。

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