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アフターコロナの理美容・飲食店の開業のメリット・デメリット

投稿日 : 2020年5月7日 / 更新日 : 2020年5月7日

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リーマンショックを超える経済的ダメージを与えることが確実な最悪のコロナショックですが、コロナウイルスが収束した後の開業について考えてみました。
緊急事態宣言の中で美容室や飲食店を開業するのは危険しかありませんが、収束後に開業を目指す人は参考程度に読んでみてください。ヒントになるかもしれませんから。

アフターコロナの開業のデメリット

コロナウイルスによって失業者が70万人を超えるとも言われています。
そうなると当然、おしゃれやレジャーを楽しむ余裕がなくなり理美容や飲食店の需要は減ることが予想されます。

また、コロナウイルスが収束しても感染予防は継続されるため、テレワークが普及し社会的構造が変化する可能性があります。
オンライン上での経済活動が、実際に会社に行って作業する実態活動を上回る可能性があります。
そうなると人の移動が制限され、街や駅周辺で店舗を構えても人が来ないことが予想できます。
何より理美容や飲食店は感染予防の観点から客足がすぐに回復するとは考えられません。

そして業種の特徴として、コロナウイルスが収束しても理美容や飲食業の需要が増加しない可能性があります。
理美容や飲食業の特徴として、景気が良いときは最後に恩恵を受ける業種でありながら、景気が悪いときはまっ先に売上が下がる特徴があるためです。

このようにアフターコロナの開業のデメリットを考えればいくつも出てきます。

アフターコロナの開業のメリット

逆にメリットとしては、今般のコロナショックに耐えられず廃業・閉店・倒産が増えることでライバルが減ることです。
歯科クリニックや飲食店・美容室は供給過剰の状態が続いていたため、閉店等で好立地の物件が安く出る可能性があります。
不謹慎ではありますがコロナウイルスが一年限定の一時的な影響と考えると、倒産等が増えることは過剰供給の状態を正常に戻す側面もあります。

景気が悪い状態が続くと、比較的新品の居抜き物件が低価格で登場する可能性があります。開業を目指す人は居抜き物件サイトをこまめにチェックしたり、不動産屋さんにお願いしておくと良いかもしれません。

また、アフターコロナは国の政策で経済対策が打ち出されることが考えられます。そうなると、公庫など政府系金融機関から低金利の融資が登場する可能性があり、低金利で開業資金を調達できるかもしれません。
開業を目指す人は、経済動向だけでなく国の政策にも注目しておくとよと思います。

事業計画が今まで以上に重要

アフターコロナでは、今までと社会的構造や文化やレジャー活動が変化する可能性があります。
景気が良い時代のように、開業さえすれば客が来て、特徴を打ち出したり特別な営業努力をしなくても軌道に乗れる。というわけにいかない可能性があります。
細かい顧客ターゲットの選択や集客方法を考える必要がありますし、開業資金やランニングコストにどの程度必要になるかを細かく考え、資金ショートが起きないような計画が必要になるでしょう。
当たり前のようにホットペッパーなどポータルサイトに頼らず、独自の集客方法を模索する必要もあると思います。
厳しい見方かもしれませんが、2020年以降5年程度は経済的に厳しい状態が続くと思っています。
そして10年単位で見ると、今回のようなウイルスや災害や戦争などで世界規模での経済的危機がまた起こる予感があります。
経済的安定が期待できない前提に立つと、いかにスモールビジネスで利益を確保するかが重要になると思います。

さいごに

さいごに、早くコロナウイルスが収束して経済活動が復活することを祈っています。そして、日常生活を取り戻し景気が爆発的に良くなることを期待しています。

しかし一方で、コロナ以前の経済活動と比べて、アフターコロナの経済活動がどのように変化するのか興味を持って注目していきたいと思います。
具体的には、人の働き方でバーチャルな活動がどのくらい増えるのかに注目しています。
テレワークがどの程度普及するのか注目しています。

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