最近サブスクリプションという料金体系が増えています。
サブスクリプションとは、これまで対価を支払う都度、受けていたサービスやモノの購入を、毎月定額を支払うことで、一定期間利用できる権利のことを言います。
・・・てかこれって税理士に対する顧問料の料金形態と同じでは?
実は同じ税理士の顧問料とサブスクリプション
税理士の顧問料も、毎月の顧問料を支払うことで、帳簿の作成や税務相談、申告業務をまとめて業務委託するサービスのことです。
これは、最近流行りのサブスクリプションと同じ料金体系になります。
サブスクリプションなんて最近出てきた言葉ですが、税理士や弁護士などの士業は顧問料という言葉で、はるか昔から使っていたはずです。(たぶん)
サブスクリプションを導入する理由
大企業でもサブスクリプションを導入するようになった理由は、安定した収入にあるはずです。毎月定額にすることで、売上の波は当然小さくなります。
また、顧客を他社に逃さないという囲い込みの効果もあります。
もちろんデメリットとして、顧客が増えすぎると、サービスの質が低下する危険性もありますが、それよりもメリットのほうが大きいということに気づいたのかもしれません。
また、現物を介さずウェブ上でサービスを提供することで、質の低下を防止できるようになったのかもしれません。
サブスクリプションの次の料金体系
サブスクリプションは若者を中心に認知されていますが、次の段階は、サービス内容にランクを付けて、ランクごとにサブスクリプションの料金も変化していくと予想しています。(既に登場してるかも)
より付加価値の高いサービスを受けるためには、より高い料金を毎月払う料金になり、より料金体系が複雑化していくと思われます。
これは、税理士の顧問料でも同じで、記帳代行を省くと顧問料が安くなったり、訪問回数を増やすと顧問料が増えたりするのと同じです。
先人の税理士に感謝
最近流行りのサブスクリプションが、実は税理士の顧問料と同じで、しかも相当前から導入されていた料金体系であることを紹介しました。
この料金体系を考えた人は相当優秀だと思いますし、このおかげ税理士全体の所得水準はだいぶ上昇したと思います。
今の僕たちがあるのも優秀な先人たちがいたからなのだと、少しだけ感謝してみます。