毎年7月1日になると国税庁からその年の路線価が公開されます。
路線価は相続税や贈与税の計算の基礎となるため、会計事務所では当然チェックしますが、それ以外でも注目されるのが日本で一番高いと言われる銀座『鳩居堂』まえの路線価です。
そこで、路線価の見方と過去の路線価をまとめてみました。
路線価図の見方
路線価は道路ごとに設定されいる1平米当たりの単価です。
単価は千円単位のため、”100”となっていれば、1㎡当たり100,000円(10万円)ということになります。
数字の後ろアルファベットは借地権割合を示していてA(90%)からG(30%)まであります。
数字とアルファベットの周りを囲む記号は、道路がある地区を表していて『ビル街地区』『高度商業地区』『繁華街地区』『普通商業・併用住宅地区』『中小工場地区』『大工場地区』があり、無印のときは『普通住宅地区』になります。
また、山村や地方では路線価がない倍率地域と呼ばれる地域があり、そんなときは指定されている倍率と固定資産税評価額を使って評価額を計算します。
鳩居堂前の路線価
平成30年
- 高度商業地区
- 4,432万円/㎡
- 借地権割合90%
- 前年比上昇率9.9%
平成29年
- 高度商業地区
- 4,032万円/1㎡
- 借地権割合90%
- 前年比上昇率26.0%
平成28年
- 高度商業地区
- 3,200万円/1㎡
- 借地権割合90%
- 前年比上昇率18.6%
平成27年
- 高度商業地区
- 2,696万円/1㎡
- 借地権割合90%
まとめ
路線価が公開される7月1日に注目される鳩居堂前の過去の路線価についてまとめました。
平成27年から平成30年までチェックしてみると確実に上昇していることがわかります。
地方や郊外は下落傾向にあると聞きますが、都心に関してば確実に上昇しています。
これが正当な時価に回復してるだけなのか中国マネーなのかよくわかりませんが、バブルにならないことを願うばかりです。