脱サラや独立などで個人事業を開業して、直後からすぐに忙しいという人はどれだけいるでしょうか?やはり軌道に乗るまで2年から3年は必要ではないでしょうか?
そこで提案ですが、空き時間が多い開業直後の期間に何か勉強をしてみてはいかがでしょうか?なかでも、経理についての知識がない状態で開業した人は『簿記』オススメします。
簿記を勉強するメリット
個人事業を開業すると、絶対に必要となるのが確定申告です。開業前の給与であれば税金の計算は会社が処理してくれますが、開業すると自分で税金を計算して申告しなければならないのが日本の制度です。(申告納税制度といいます。)
開業する事業主のなかには、税金に対して拒否反応を示す人もいますが、税理士として思うのは確定申告したほうがお得な場合もありますよ。ということです。開業1年目で利益が出る人は多くないため、青色申告の承認を受けて確定申告をすれば損失を翌年以降に引き継ぐことができるのに。と思ってしまいます。
さらに、青色申告の承認を受けることで、『青色申告特別控除』や『欠損金の繰越』などのメリットもあります。
このようなメリットを活かすためには、簿記や確定申告の知識が必要不可欠です。開業して暇な空き時間があるなら、初心者向けのテキストから勉強することをオススメします。どんな人でも1ヶ月も勉強すれば一般的な知識は身に付きます。さらに勉強してみたいと思えば、簿記検定にチャレンジしてみても良いと思います。
税理士の開業1年目の空き時間の使い方
自分が税理士として独立開業した1年目は、顧問先がないので相当暇な時間がありました。そんな空き時間に実際にどのように使ったかを紹介します。けっこう悲惨です(泣)
税理士のバイト・・・他の税理士の外注を受けて作業する
税理士会のバイト・・・税理士会の外注を受けて仕事する
本を読む・・・税務系、営業系、IT系、娯楽系などジャンルを問わず知識を増やす
ホームページの作成・・・自分の手でホームページを作成する
ブログを書く・・・営業も兼ねてブログを書く
交流会に参加・・・名刺交換して人脈を形成
筋トレ・・・鋼の肉体を目指す(後に断念)
趣味・・・フットサル、釣り、ゴルフなど
まとめ
開業しても時間がある事業主に向けて、空き時間に簿記を勉強してみましょう。という記事を書いてみました。
ですが重要なのは、簿記でなくても良いので、空き時間をつくらないように動き続けることです。空き時間に何もしていないと精神的にストレスが貯まるからです。ヒマすぎてモヤモヤと考え出すと不安だけが募ってくるものです。
ただし投資や副業、ギャンブルなど、本業にマイナスの影響を与える時間の使い方は、避けるように気をつけていました。
開業1年目の事業主で空き時間の多い人は、参考にしてみてください。