税金は毎年改正されるため、税理士は知識の更新が必要不可欠です。
しかし、参考書や実務書を読んだからと言って、すべて理解できるわけではありません。
ある程度までは読書や勉強で学べますが、実務的なところは実践の経験値や失敗からしか学べません。
失敗の経験値は読書より頭に残る
税理士は、税金の専門家だから失敗なんてしないと思われがちですが、当然失敗や間違いもあります。
できる限り失敗や間違いをしないために、次のことを心がけるようにしています。
- 日頃から本を読んで知識を更新する
- 経験から得た知識を大事にする
これは、税理士だけでなく社会人であっても同じように重要なことかもしれません。
読書で知識の更新
税金は毎年改正される特殊な法律です。そのため税理士は毎年改正論点を勉強して知識を更新しています。
さらに読書は、自分自身で経験できないことも、読書を通じて仮想体験できるため、より多くの経験値を得ることができます。
税法の範囲はとても広いため、自分で経験できることは限られています。そのため読書や勉強が必要になってきます。
個人的には、気になることはネットで情報を拾い、さらに詳しい情報が必要なときは専門書や実務書を読むようにしています。(ネットの情報だけだと不安です。)
失敗からの経験値
実際に経験をすることで得られる知識は、何よりも重要です。
とくに失敗から得た知識は自分の中に後悔の念と一緒に残るため、読書よりも頭に残ります。
成功者の多くが、人よりも多く失敗している。と言われているのでこれは確実だと思っています。
自分でも過去の失敗談は、知識と勘定がセットになって頭に残っています。
成功事例は意外としばらくすると忘れてしまいます。安心してしまうからでしょうか。
まとめ:経験と読書の両方大事
失敗から得た知識が、読書から得た知識より頭に残りやすい。ということをまとめてみました。
頭に残りやすいのは、失敗の経験値ですが、それは読書が不要というわけではありません。
自分で経験できることは限られているため、読書はやはり必要不可欠だと思っています。