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クラウド会計が進んでも税理士が必要な理由

投稿日 : 2021年8月2日 / 更新日 : 2021年8月2日

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某freeeや某マネーフォワードなどクラウド会計が普及する中で、税理士は必要なくなるという論調があります。
たしかに今後は税理士の業務は変化していくなと実感していますし、キャッシュレスなど取引手段が多様化するなかで税理士の対応が追いつかなくなる時代が来るかもしれません。
しかし、そんな中でも税理士が必要だなと感じる理由を紹介します。

税理士

クラウド会計を使いこなせていない

クラウド会計の進化はすごいなと思います。しかし悲しいことにそれに人間がついて行けていません。
確定申告書をチェックしていても、何も知識がなくクラウド会計を使って確定申告書を作ったものはすぐわかります。
自動で作成してくれると思っているため、何も数字のチェックができておらず、メチャクチャな数字があってもスルーしています。
ここ数年、そんな確定申告書を見ることが増え、税理士の仕事ってまだなくならないな。と思ったりします。
システムの進化に人間がついていけてないうちは必要性を感じます。今後はわからないですが。

クラウド会計はルール外のミスを指摘しない

クラウド会計は、初期設定で決めたルール以外は指摘してくれません。
個人事業主の事業割合は初期設定で決めない限り全て経費にしてしまいますし、経費の妥当性など曖昧なものは判断してくれません。
会計のルールを知らない人が使うと、間違った帳簿が簡単に出来上がってしまいます。税務署の指摘があった後で公開しても遅いですし、このような曖昧な判断はシステムで判断するのは今のところ難しいのです。
この辺の状況は、AIが進化して経費性が判断できるようになる気がします。

将来について相談できない

クラウド会計は便利ですが、機械なので細かい相談はできません。
軌道に乗ったから法人のタイミングについて相談したくてもできません。
また、財務状況や事業主の性格を把握して相談に乗ってくれるのは、やはり人間なんだなと思います。
経営者なんだから判断するのは自分自身だけ。と言いつつ、愚痴を言ったり、お金のことを気軽に相談できるのは税理士だと実感します。特にコロナ禍でより実感しました。

さいごに

クライド会計が進化しても税理士が必要な理由を考えてみました。
処理能力の進化は止まらないと思いますが、人間がついて行けない限りは税理士は必要なんだと思います。
しかし、人間が進化していくと自然と税理士の役割は変化していくのだと思います。

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