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一時支援金で痛感した会計ソフトと確定申告の重要性

投稿日 : 2021年4月12日 / 更新日 : 2021年4月12日

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2021年4月はじめから一時支援金の事前確認の問い合わせが増えています。
登録確認機関としてお手伝いしているのですが、本業もあるためお断りすることもあります。申し訳ありません。
さて、事前確認の中で「売上帳簿や請求書」を確認する必要があるのですが、半分以上の申請者は帳簿がなかったり、通帳で売上を確認している状態です。
一時支援金はそれで良いとしても、そもそも自分の事業をどんぶり勘定で把握している方が多い印象でした。
やはり、本気で自分の事業に取り組むなら、会計ソフトを使って収支を把握しないと不味いなと痛感します。

帳簿・会計ソフト

開業するなら収支は把握すべき

多様性や柔軟性が求められる現代で古臭いかもしれませんが、開業して事業を始めるなら一生の仕事としての覚悟が必要と思ってしまいます。
にもかかわらず、ノリや勢いで開業する人(所謂フリーランス)が多く、そういう人たちがコロナ禍で補助金の申請をしているのかな。という印象を受けました。(個人的見解)
個人的には一生の仕事として開業するなら、利益を出す目的で働かないと継続できないと思います。
そのためには、会計ソフトを使って定期的に帳簿をつけることで、事業の収支を把握できて、必要な対策が見えてきます。
会計ソフトを使わないと、どんぶり勘定となり収支がわからず、常に次の支払い(経費、税金や社会保険)に追われるようになり、預金通帳の残高だけが拠り所になってしまいます。
完璧とはいかないまでも、ある程度の収支を把握し、次の支払いに対応できる準備や対策(節税)が必要となってきます。そのために会計ソフトは最低限必要なツールと言えます。

会計ソフトのメリット

会計ソフトを使うことに慣れると、記録することはそれほど苦ではありませんし、家計簿程度の手軽さです。
会計ソフトで収支を把握することで、上記のように支払いをコントロールしやすくなり資金繰りが安定しますし、無駄な経費が見えてきて節約に繋がります。(レコーディングダイエットと同じ効果)
また、税金でも複式簿記を使うことで、青申告特別控除(55万円または65万円の控除)や赤字を3年間繰り越せたりメリットがあります。
そして何より、コロナ禍で会計帳簿をしっかりと付けて確定申告している人ほど、申請が通りやすいのです。
複式簿記がわからないというのであれば、まずは簡易簿記から始めてみて、記録する癖から身につけることをオススメします。
そして会計ソフトは、世の中にたくさんありますが、基本スペックはどれもあるので安いものでも大丈夫です。
ただし、安い会計ソフトを提供している会社は歴史が浅く、会員規約を簡単に改定して値上げすることがけっこうあるため、ある程度歴史と実績のある会社のものを選ぶほうが安心と言えます。

コロナが収束して小さな事業が軌道に乗りますように

コロナ禍で一時支援金の事前確認をした際に、会計ソフトを使っていない人が多いことから、会計ソフトの重要性について書いてみました。
事前確認をする中で、小さな事業をしている人がコロナ禍で大きなダメージを受けていることを痛感しました。
早く収束して、小さな事業をしている人が回復して景気が良くなること、そして小さな事業を開業する人が増えることを心から願わずにはいられない今日このごろです。そして自分の本業も増えることが理想です。
今回の事前確認で多くの人と新しい接点を持てたことは、不幸中の幸いでした。新しく知り合った人の事業が軌道に乗ることを心よりお祈り申し上げます。

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