4月になり新しく開業を検討している人も多いと思います。
しかし、ひとつアドバイスするならネット検索し過ぎないことをオススメします。
現代は情報が溢れググれば必要な知識の9割は手に入ります。
しかし、一方で情報が多すぎて結果として迷ってしまうことも多いのです。なぜなら、9割の耳に聞こえの良い情報の裏で、残り1割のデメリットは隠されていることが多いからです。
そこで、美容室や飲食店など開業を検討している人のために、ネット検索し過ぎることが事業の失敗につながること。について書いてみます。

検索し過ぎて頭でっかちになると失敗する理由
開業そして事業を継続するために必要なことは実はそんなに多くありません。
当税理士事務所にも開業の相談は多いのですが、必要なこと以外の質問が多いなという印象をもつこともあります。
開業に最も重要なことは「売上を上げる」ことで、その他の手続き面は行政機関にその都度確認することで何とかなりますし、ネットよりも正しい情報です。
しかし、ネット検索をすると節税や融資・補助金などオトクな方法や、簡単や丸投げ・格安といった聞こえのいい情報が溢れています。
ネット検索自体は悪いことではないですが、本来の目的である「売上を上げる」ために必要な、店舗イメージやメニュー作り、他店との差別化、広告手段よりも、補助金や節税と行ったことの知識が増えていくことで、情報に踊らされて本業に集中できなくなっていきます。
結果として、開業してからもお得な情報ばかりを探しているオーナーは失敗する傾向が多く、本業に集中しているオーナーの方が成功しています。
売上が伸びないオーナーは、日々の運転資金に追われるようになり、補助金や融資と行った情報ばかりを探すようになり悪い循環に入っていきます。
また、ネット検索をし過ぎると知識が増えますが、本来見なくても良い情報まで入ってきてしまい、やることが多くなりすぎて自縄自縛というか、情報に縛られて動けなくなってしまいます。
最低限やることだけをやっておけば、あとは何とななる。自分がやるべきを事を絞ることで頭をシンプルにして事業に邁進できるようになると思います。
ネットの情報は信じすぎないこと
ネット検索でヒットする情報は9割は信じて良いと思いますが、完璧に信じることは危険です。
なぜなら、ネットの情報を発信しているのは企業で、情報を見るユーザーを顧客とみなし、自社の製品やサービスを売ることを目的としているためです。
そのため、9割が真実であっても、残り1割で真実を隠し自社のサービスへ誘導していたり、お得な情報の裏にあるデメリットを隠しているからです。
ネット検索は無料ですが、無料ほど怖いものはないと知り、行政機関を活用することをオススメします。なぜなら行政機関は無料に見えて、住民税という対価を支払っているのですから。
そして、コンサルタントなどよりも士業など国家資格などを持った人のほうが安心です。(セールストークですね)
開業して成功するために必要なこと
開業して必要なことは「売上を上げること」ですし、事業を継続するために必要なことは「利益を増やすこと」です。そうすれば事業は継続できて、内部留保(預金など手元資金)は自然と増えていきます。
節税や補助金に目が行くようになると、節税のために経費を増やそうとしたり、補助金のために必要のない設備投資をすることで、一時的に成功した気になりますが、長期的には事業の継続が難しくなります。
ネット検索をして情報通になったのに、10年後にはなぜか資金繰りが悪化して廃業していた。なんてことにならないように、「売上を上げること」「利益を出すこと」の2つを目的にして開業してほしいと思います。
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