平成31年4月25日に中小企業庁より平成30年度第二次補正予算「小規模事業者持続化補助金事業」が公表されました。
これは、平成最後と言って良いのか、令和最初のと言って良いのかわかりませんが、無事今年も持続化補助金の季節となりました。
これまで2回チャレンジした小規模事業者持続化補助金ですが、いずれも不採択でした。ですが、令和になったことだし、今年こそ採択されたいぞ。ということで書籍に頼ることにしました。
これまでも参考書を読んで事業計画書を書いていましたが、もっと真剣に勉強しなきゃいかんということで関連本を何冊か読んでみました。

事業計画書のポイント
計画書は物語のように
提出書類には、経営計画書(様式2)と補助事業計画書(様式3)がありますが、この2つの様式は別物ではなく、関連性をつけて矛盾なく続けることで一つのストーリーにすることが重要。らしい・・・
経営計画書で企業の概要や事業内容、市場環境を説明し、補助事業計画書で今後やりたい補助事業を説明します。
この2つを関連させるには、経営計画書にこれまでの事業内容を説明しつつ現状の問題提起をして、その解決策として補助事業が必要なことを説明する。という流れです。
言うは易く行うは難し。と思いつつ事業計画書を書くことで、自分の事業を見つめ直す良い機会になるのかな。と思います。
補助事業は自分のためではなく誰かのため
補助事業の目的や効果を、顧客貢献や地域貢献など誰かの役に立つことにすると説得力が増します。
募集要項には販促活動が条件と記載されています。これは究極的には、企業の利益を出すため(儲かるため)ですが、これを全面に出すと印象が良くない。
あくまで(建前でも)、自分のためだけではなく、お客や地域に役立つ事業ですよ。という必要があります。
個人的には、偽善だし貢献の判断は審査する人次第だよなー。と思うところはありますが、国の補助金ならそうならざるを得ないのかな。と思ったりします。
プラスアルファで加点を狙う
事業計画書で「図形」「表」「グラフ」「写真」「実績」「マスコミでの露出」などのプラスアルファを駆使するすると、説得力が増して、結果的に加点がもらえます。
なるほど、文字だけよりも説得力は増すはずです。
自分が開業1年目で、この補助金に応募したときは、実績やマスコミでの露出もなかったし、そもそも売上なんてチョボチョボだし、それは説得力の低い事業計画だったでしょうね。
でも本来、広告や販促活動で新規顧客を獲得しなければならないのは、開業したばかりの小さな事業主じゃないのかなー。と思いますけどね。
事業計画書を楽しんで書いてみる
小規模事業者持続化補助金の参考書を何冊か読んで、なるほどと思うポイントを紹介しました。詳しく知りたいと思う方は、書店に並んでいるので買ってみると良いと思います。
2019年は元号が令和になったことだし、心機一転気合を入れて事業計画書を書いてみようかと計画しています。(もしかしたらやらないかも・・・)
個人的には、悩みながら事業計画書を書いているだけでも、これからやりたいことや、これまでの事業の反省点が見つかるので、それはそれで有意義で楽しいものだと思います。でも採択されたいなぁ。