ここ一ヶ月の話ですが、保険代理店になる試験の勉強をしています。
もともと乗り気ではなかったけれど、業務の都合上どうしても必要となり試験を受けることになりました。
そこで、自分なりの保険代理店の考え方を整理ししてみました。
税理士の保険代理店について
基本情報
税理士が保険会社の代理店になるには、試験に合格する必要があります。
また、保険会社はいろいろありますが、基本的には、どこかの専属となる必要があり乗り合いはできません。
試験は5問1セットの問題が20題あります。内容は、保険に関する基本理念から始まり、保険の仕組みや、契約者保護の周辺法律、税務などです。
テキストと過去問を数回読めばそれほど難しい試験ではないと思います。もちろん無学ではむずかしいですが。
税理士が保険代理店をメリットは、やっぱり代理店収入がもらえることです。
税理士事務所によっては、代理店収入を収入源の柱にしているところもあるそうですが、基本的には副業や臨時ボーナスとしての意味合いが強いはずです。
なぜなら、代理店としての業務はそれほど多くなく、実務は保険会社の担当者がやってくれるため、顧問先を保険会社に紹介するのがメインとなります。
節税目的の生命保険のリスク
保険代理店の業務は条件が合えばおすすめしますが、個人的には単純な節税ではリスクを考慮して安易におすすめはしていません。
税金対策の保険は保険料を経費とすることで利益を圧縮するものですが、数年後に戻ってくる解約返戻金や満期保険金は雑収入に計上されるため、これまでの節税分がまとめて納税として返ってきます。
このリスクと言うか当たり前の理屈を理解せずに、安易に保険を契約し、数年後に驚くことになるケースがあります。
まとめ:保険は節税ではなく補償が目的
税理士による保険代理店の試験についてと、節税目的の保険への加入のリスクを紹介しました。
保険の基本理念を勉強すると、リスクへの保障や相互扶助という言葉が出てきますが、節税という言葉は出てきません。ですが世間的には節税商品として保険が使われているケースが少なくありません。
個人的にも、節税を目的とした保険の加入は避けるべきかなと思ったりします。
契約する顧問先としては、安易に保険への加入をすすめたりリスクを説明しない税理士事務所は、注意したほうが良いと思います。
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