美容室や飲食店、そして税理士にしても開業する人は、誰でも希望にあふれた状態で開業するのでしょうか?実はそんなことありません。
税理士として税務相談や開業サポートをしていると、意外とやむを得ない理由で開業する人も少なくありません。
・前の職場の人間関係が悪くなった
・家族の事情で住所が変わる
・店長とケンカした
・給料が上がらない
・待遇が改善されない
・現状に対する漠然とした不安
・将来に出世する希望が持てない
このようなネガティブな理由で開業すると上手く行かないという人もいますが、上手く行って成功する人もたくさん見ています。そこでネガティブな理由で開業しても成功する人の特徴を紹介します。
技術・腕に自信がある
まず第一に当然ですが、自分の技術やスキルに自信があり、一定のレベに達していることがあります。
どんな理由で開業しても、開業してしまえば、そこがスタートラインとなるため、自分の腕で勝負することになります。言い換えると、どんなにひどい理由で前職を辞めたとしても、腕に自信があれば成功する可能性があるということです。
逆に、「コンセプトが優れている」「勢いがある」「トレンドに乗る」など根拠が薄い自信で開業すると、一時的に成功するとしても、飽きられたときの対処法に困る可能性があります。
見込客・固定客がいる
技術面以外では、開業時点で固定客や見込客を一定数確保していることです。
前職を辞める理由が「人間関係の悪化」など内的要因であっても、仕事をしっかりとしていれば、顧客に対する信用は築けているため、その人達が開業後の見込客や固定客になってくれる可能性があります。
しかし、前職での仕事ぶりが悪いと開業後の固定客は見込めず、軌道に乗るまでの期間が長期化する可能性があります。(それでも技術があれば、いずれは軌道に乗ると思いますが)
まとめ:成功する人は理由は関係ない
やむを得ない理由で理由で開業する人が意外と多いこと、そしてネガティブな理由で開業しても成功する人はいるということを紹介しました。
成功する人の特徴としては「技術がある」「見込客がいる」の2つで、この条件を満たしていると開業しても軌道に乗るのが早いと思います。
修行をして開業するという流れが一般的だった頃から考えれば当然の話しですが、最近ではスピード重視で開業する人もいるので、こんな記事を書いてみました。
