ブログを通じて店舗の情報を発信している美容室も多いと思います。ですがネタが尽きてブログを続けるのが大変という人もいるのではないでしょうか?またブログを書いても、なかなか集客につながらないと悩んでいる人もいると思います。
そこで、業種は違いますが、税理士ブログを500以上書き続けている筆者の経験から、ブログのネタの探し方、そして集客につながるブログのネタの探し方を紹介します。
ただやみくもに情報発信している人は、参考にしてみてください。ほんの少しでも役立てば幸いです。
SNSとブログの違い
ブログとSNSでは、投稿するネタの種類が違います。
SNSは、まずフォロワーに向けて情報発信し、それを見たフォロワーがシェアすることで、それぞれのフォロワーに拡散していきます。拡散の流れとしては水面に落ちる水滴と波紋に似ています。
そのため、まずはフォロワーが興味を引くネタがシェアにつながりやすくなります。具体的に投稿するネタとしては『ランチ』や『休日遊んだこと』でも構いません。むしろ親近感が湧くネタの方が好まると思います。
一方ブログは、検索されることを前提としています。疑問に対する答えを探す人が、関連キーワードを検索することで、検索結果に表示されるページを開きます。SNSとは流れが真逆でカツオの一本釣りと似ています。
そのため、ブログのネタとしては、SNSのような個人的なネタよりも、検索キーワードを意識し、疑問に対する回答など役立つ情報のほうが適しています。
SNSと違うブログのメリット
ブログのメリットですが、投稿した分だけ記事が蓄積され、それが資産としてブログ全体のテーマを作ります。
過去に書いた記事でも、自分で削除しない限り検索されると誰かが見てくれます。FacebookやTwitterのタイムラインのように過去の投稿が埋もれても問題ありません。ただし、投稿した記事についても、定期的に最新情報を追記したり更新しないと、検索結果で上位に表示されることは期待できません。
また、同じテーマの記事をあらゆる角度からネタとして記事にすることで、そのテーマの検索結果で上位に表示されやすくなるメリットがあります。例えば、『ショートボブ』についての記事を1つ投稿しても検索結果で上位に表示されることはありませんが、ショートボブに関連するキーワード(『アレンジ』『パーマ』『芸能人』など)を投稿することで、結果として『ショートボブ』そのものの検索順位が上がりやすくなります。
テーマは関連キーワードをネタにする
さて、ブログのネタを探す方法ですが、上記の理由からテーマを絞ったほうが、テーマに興味を持った人の集客につながりやすくなります。具体的な方法としては、グッドキーワード(リンク)というサイトが便利です。
仮に『オーガニックカラー』と検索してみると、『色』『専門店』『美容室』など関連キーワードがズラリと並ぶので、それを一つひとつ記事にして投稿していくことで、オーガニックカラーそのものの検索順位が上がります。人気の動向やボリュームについてもグラフ表示されるため、右肩上がりの注目ワードを探すことでアクセス数のアップに繋がります。

グッドキーワードのチャプター1

グッドキーワードのチャプター2
ブログを継続して書いていると、それでもネタが続かなくなってきます。そんなときは、テーマではなくターゲットに変えてみるとネタが探しやすくなります。
ネタをテーマからターゲットに広げる
上記のようにテーマだとネタは限定されますし、集客用のテーマだとさらに範囲は狭くなるデメリットがあります。
そこで、集客したいと思うターゲットを絞って、そのターゲットが興味を持ちそうなことまで広げると、ネタの数は尽きることがありません。
具体的なターゲットについては、税理士なら『開業したい人』『30代から40代』『男性』『女性』などをピックアップします。美容室なら『主婦』『学生』『サラリーマン』『女性』『30代』などが考えられます。そしてターゲットが検索しそうなキーワードを探してネタにすることで、アクセス数が上がり、結果として他の記事にも注目してくれるようになります。
集客用のテーマとそれに興味を持ってくれそうなターゲットを、具体的にイメージするとネタの範囲が広がり、集客にもつながりやすくなります。
まとめ:ブログの利点を活かすネタ作り
美容室を経営している人のために、税理士の経験を踏まえてブログのネタの探し方を紹介しました。
ポイントは、『SNSとはネタの種類が違うこと』『関連キーワードを攻めること』『テーマを絞ること』『ターゲットをイメージすること』です。
これは税理士ブログのコツを美容室ブログに転用したものなので、必ず役に立つとは思いませんが、集客のヒントになるかもしれません。参考にしてみてはいかがでしょうか。
