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最初から補助金を当てにする事業計画が失敗する理由

投稿日 : 2017年8月25日 / 更新日 : 2018年6月25日

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事業を経営しているとやってみたい広告宣伝や設備投資が出てきます。当然費用が発生しますが、そんなときに便利なのが補助金です。ですが、そのような計画に、必ずしも補助金を当てにしないほうが良いと思っています。

ちなみに、助成金については積極的に活用したほうが良いとも思っています。あくまで補助金のお話です。

「えっ?補助金と助成金って違うの?」と思った方もいると思います。そこで補助金と助成金の違いを分かりやすく説明したいと思います。

マーケティングと補助金・助成金

補助金と助成金の違い

補助金と助成金の大きな違いは、受給要件と採択率にあります。

助成金は、基本的に受給要件を満たせば100%交付されますが、補助金は受給要件を満たしたからと言って必ず交付されるわけではありません。

申込書を郵送すると、それが審査され点数が付き、点数の上位から採択される。というのが補助金の基本的な仕組みです。

すべての補助金や助成金がこの流れになっているかは確認していませんが、一般的にはこの流れになっているはずです。詳しくは申込む補助金または助成金の募集要領を熟読してみましょう。

宝くじみたいな補助金

補助金の採択率は、国の予算の配分によって異なります。また補助金の種類や募集要領、事業計画書によっても加点されるポイントが異なり採択を予想するのが難しいのです。

ちなみに、予算がたくさん配分されれば採択されやすいのかもしれませんが、自分は採択されたことはありません。

このように運の要素がある補助金を事業計画に織り込むことは、不採択になったときの計画が大幅に狂うことを意味します。それならば当初の計画時から補助金は度外視しておいたほうが良いというのが僕の考えです。

たしかに、費用の3分の2の補助金や最大50万円交付されるのは開業当初は魅力的ですが・・・

採択まだ時間がかかる補助金

もう一つ補助金を当てにしてはいけない理由としては、採択までの時間の長さです。

補助金の申請の流れとしては、①事業計画書の作成 ②申込み ③審査 ④採択 となり、①から④までの期間は3ヶ月から半年とけっこう長い期間が必要です。

補助金が交付されるのは、実際に費用を支払った後のため、採択されてから計画を実行しても間に合わない可能性があります。

採択を期待しつつ計画を実行して、不採択になったときのショックは計り知れないものがあります。それならば当初から補助金を期待しない方が良いと思うのです。

まとめ

広告宣伝や設備投資を計画した際に、補助金を当てにしないほうが良い理由を紹介しました。

理由は運の要素が強く、不採択になったときのリスクが大きからです。

なので結論としては、必ずやるべき広告宣伝や設備投資は補助金を当てにしない。逆にできたらラッキーだなと思う広告宣伝や設備投資は補助金の申請をして待っておく。と言うものです。

これはボク個人の意見なので、補助金にチャレンジするのは全然ありだと思います。というか自分は次のチャンスを虎視眈々と狙ってます。もちろんリスクとのバランスは考えていますが。

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