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美容室・飲食店でも!ビットコインで支払える店があるらしい

投稿日 : 2017年7月10日 / 更新日 : 2018年6月25日

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アナログ人間代表のような自分でも、最近良く耳にするビットコインですが、決済手段としても認知されてきました。

自分の専門分野は、税金や経理の世界で、特に理美容のお客さまをメインにお仕事をしています。美容室の決済手段といえば現金がメインですが、その次に多いのがクレジットカードです。しかし第3の決済手段としてビットコインを取り入れる店舗が現れ始めました。

そこで、そんな小規模事業者に向けて、決済手段としてのビットコインの基本についてまとめてみました。

通貨として利用できるビットコインと美容室

ビットコインとは

ビットコインとは、難しいことは下記参考ページを読んでもらうと良いと思いますが、簡単に言うとネットワーク上に存在する実在しない通貨のことです。

暗号で管理されるので『仮想通貨』と呼ばれいます。特徴としては次の3つがあります。

1.硬貨や紙幣がない

ネットワーク上に存在するので、実物の硬貨や紙幣がありません。ネットワークというとセキュリティの問題がありますが。

ビットコインでは、ネットワーク全体で正しい取引を保証するシステム(ブロックチェーンと言うらしいがよく分からない・・)があり高いセキュリティ性があると言われています。

しかし、マウントゴックスの事件もあるため、個人的には確実に安心とは言えないと思います。
(まぁ円でドルでもかつあげや盗難のリスクは有るので同じと言えば同じですが・・)

2.投資対象でもある

ビットコインの特徴としては通貨でありながら、価値が上がったり下がったりする相場(レート)あることです。

この特徴は他の外貨(ドルやユーロ)と同じで、外貨に投資する人は多くいます。中にはFXのようにレバレッジの仕組みを使った投資というより投機(ギャンブル)に近いものもあります。

相場(レート)は常に変動していて、2014年3月時点では1ビットコイン(BTC)が約6万4,000円でしたが、2017年7月時点では1BTCが約28万7,000円と5倍近く上がっていることがわかります。さらに1ヶ月後の2017年8月時点は50万円に近づき、短期間で高騰しています。

3.決済手段になる

ビットコインの特徴が決済手段になることです。

クレジットカードや電子マネーとビットコインの違いは、前者は円がベースにあり、買い物をすると預金口座やチャージした円が減ります。

しかし後者は、買い物をする当事者間が、ネットワーク上に保有する仮想通貨で支払うため円を一切経由しません。

日本銀行が管理せず、ビットコインを持っている人のみで管理するというのが特徴です。(これをP2Pというらしいが、詳しくは難しくてわからない。。。)なお、ビットコインは0.0001BTCなど細かく分割できるため、硬貨や小銭も必要ありません。

リスクとしては、投資対象として価値が乱高下するため、価値の指標として安定性が求められる通貨に適しているかは、やや疑問です。今は投資さらには投機としての色合いが強い印象です。

【参考ページ】

ビットコインとは仮想の通貨

引用│ビットフライヤー

決済手段としてのビットコイン

美容室や飲食店の決済手段は、今でもメインは現金ですが、クレジットカードもかなり流通しています。そのため、多くの美容室では、クレジットカードの決済システムを導入しています。

そこにさらに、ビットコインの決済システムも導入している美容室が現れ始めています。手数料の面でビットコインはクレジットカードよりも割安だからです。

具体的には、まず自分がビットコインを持つことから始めるのですが、最近ではビジネス用の決済システムを提供している会社も多くあるため、導入自体は簡単にできます。

もしかしたら既に導入しているクレジットカードの決済システムの会社でも、ビットコインのサービスも始めているかもしれません。

メリットとデメリット

実店舗でビットコインを決済手段として使う場合のメリットとデメリットを自分なりに考えてみました。

まずメリットとしては、一つ目は『流通量の拡大による顧客の拡大』です。日本人だけでなく旅行で訪日する外国の人でも自由に使えるため、売上拡大に繋がる可能性があります。

 

デメリットとしては、一つ目は『相場変動のリスク』があります。ビットコインは常に相場が動いているため日本円のように安定性がありません。今のところ値上がりを続けているため価値は上昇していますが、値崩れの不安は常につきまといます。

二つ目のデメリットは『セキュリティのリスク』です。先程のとおりブロックチェーンという高いセキュリティ性が謳われていますが、ネットワーク上では常に100%の安全はないと思います。実際の現金でも盗難のリスクがあるため比較は難しいところですが・・・

ビットコインの税務、会計

ビットコインの課題として、税務や会計の制度が整っていない点があります。

2017年の7月より消費税については非課税とする発表がありましたが、個人の所得がFXのように『雑所得』となるのか『譲渡所得』となるのか。などわからないことも多く課題があります。

追記:確定利益の税金は雑所得

その後、いろいろと国税庁のホームページを見ていたら、情報を見つけました。それによると、利益が出たら税金の課税対象となるのは当然ですが、所得の種類は原則『雑所得』となるようです。ただし事業として売買している場合は『事業所得』となる。との但し書きもあるので注意が必要です。

[参考ページ]

ビットコインを使用することにより利益が生じた場合の課税関係

タックスアンサー№1524│国税庁ホームページ

まとめ:これから浸透に注目

美容室や飲食店でも決済手段として広がりつつあるビットコインの基本についてまとめてみました。

流通量の拡大次第では、個人の小さいお店でも現金や電子マネーのように利用される日も近いかもしれません。

しかし、逆にレートの急落のようにバブルが弾けたり、大規模なハッカー攻撃で交換所のビットコインが消える事件が起こる可能性もあり、それで利用者が減る可能性もあります。

どちらにせよ、これからの流通量の情勢に注目したいところです。

また、これから開業する美容室や飲食店でも検討の余地があるので、参考にしてみましょう!

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