税理士試験は地獄のうような試験です。
一度はまると10年掛けても抜け出せなくなる蟻地獄のようなものです。
残り1科目のリーチの人だけでもたくさんいます。
就職しないで受験に専念している人に向けて、会計事務所の仕事と就職についてまとめました。
税理士事務所の仕事内容
税理士事務所(会計事務所も同じ意味なので以下「税理士事務所」に統一)の仕事内容は、税務申告書を作ることです。
お客様が法人なら法人税、個人なら所得税、相続人なら相続税など税目が分かれることになります。
また、法人でも大企業と中小企業で多少違ってきます。
それに付随して、コンサルティングや税務相談、給与計算などが加わってきますが、基本は申告書を作ることです。
たくさんある税理士事務所のそれぞれの違いは、主に中心業務が何になるかによります。
オーソドックスな税理士事務所から、資産税や医療機関に特化した税理士事務所、
いわいるビッグ4と言われる大手の税理士事務所もあります。
税理士事務所の違い
税理士事務所はたくさんあるので、自分がやりたい業務に近い税理士事務所を選ぶといいと思います。
ただ、基本的な仕事内容は申告書を作ることなので、その点では税理士事務所に大きな違いはないはずです。
やりたい業務と違った会計事務所に入社しても、数年経てば一般的なスキルは身につくはずです。
また、大手税理士事務所が小さい税理士事務所より優れているかといえば、そうとも言えません。
福利厚生では大手にかなわないかもしれませんが、小さい税理士事務所のほうが幅広い業務を経験できる可能性があります。
30歳未経験からの会計事務所への就職
年齢が30歳を超えてから税理士事務所未経験の方が就職を希望する場合、就職はできるでしょうか。
本人次第ですが、就職口はあるはずです。
会計業界では税理士試験に専念する人が多いので、求人側もある程度受験生に対して理解があります。
筆者のまわりにも、30歳まで就職せずに税理士事務所に入社した人がいますが、皆さん当たり前ですが普通に働いています。
また、どの業界でも同じですが、会計業界も人手不足のため、未経験者でも就職しやすい状況です。
まとめ
税理士事務所の仕事内容や未経験者の就職について、筆者の考えをまとめました。
結論としては、労働人口の減少で人手不足となる会計業界では、30代でも未経験者でも就職してくれる人がいればありがたい。というものです。
最低限の簿記の知識は必要ですが、実務の勉強を就職してからでも遅くないと思います。
逆に完ぺきな知識や資格で就職する人はいないのですから。