自宅を事務所とするメリット
税理士として開業する時に悩んだのが仕事場所でした。
自宅を事務所として利用するか。それとも不動産会社で事務所を借りるべきか。
結局は、不動産会社に相談して小さいですが事務所を借りることにしました。
結果としては独立した事務所でよかったと思っていますが、自宅を事務所としてもメリットは有ると思います。
自宅を事務所として利用するメリットは主に2つ
1.経費削減
自宅を事務所とするなら、まず家賃を別に支払う必要がありません。
仮に小さな事務所として8万円の家賃としても、年間で100万円弱の経費が削減できます。
これは開業したての人にとっては、大きな節約となります。
2.通勤時間の節約
また、自宅が事務所であれば、通勤時間は0分です。
通勤に自動車や電車を利用することを考えると、通勤費の節約にもなります。
業務時間を8時間から10時間と考えると、通勤時間の短縮で、家族との時間も増えます。
事務所を借りるとメリット
ただし、裏を返すとデメリットになり、それが事務所を借りるメリットなります。
1.接客しやすく、生活感がでない
あえて家賃を負担して事務所を借りることで、仕事としての空間を確保できます。
税理士にも当てはまりますが、接客が多い業種では、自宅を事務所とすると生活感が出るため応接しにくい場面が出てきます。
家族がいる人は特に、自宅を事務所としていると、否が応でも生活感が出てしまいます。
その点、事務所を自宅とは別に確保していれば、自分さえ注意していればそのような不安はありません。
もちろん整理できない人だと、事務所も乱雑になってしまうリスクはありますが(-_-;)
2.仕事とプライベートを分けられる
同じように、事務所を借りることで生活と仕事を明確に区別することができます。
事務所に仕事道具しか置かないことで、仕事に集中することができます。
実は自分は、このメリットを考えて、事務所を借りたぐらいです。自分を律するのは意外と大変ですからね。
職業の特性を見極めて判断しよう
税理士の特性上、接客が多くプライバシーを守らなければならない。という縛りがあるため、自分の場合は、駅から徒歩圏内で、応接可能な空間がある小さな事務所を借りました。
そして、さらに絶対必要条件として、家賃が安いということも加えて探しました。
いくら立地が良くても、家賃が高いと事業が継続できませんし、立地が良くても顧客が増える保証はないからです。
逆に、フリーランスで記事を書くしごとなどであれば、顧客は決まった出版社だけで不特定多数の顧客いません。
そして接客の必要もないという条件であれば、自宅を事務所として利用することも考えられます。
事務所を借りないことでビジネスチャンスを逃す可能性もあります。逆に分不相応な家賃で事務所を借りることで事業が継続できなくなるケースもあります。
大事なのは、自分の仕事の特性を理解し、必要な条件を理解することではないでしょうか。