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2016年10月11日に中小企業庁より経営力向上計画の認定事例集が公表されました。

そもそも経営力向上計画とは、2016年7月に始まった新しい制度で、中小企業の生産性や経営力を向上するという目的で始まりました。

この制度は、税理士を中心とする認定支援機関の支援を受けて、経営力向上計画を申請し認定されると、一定の設備投資に対する固定資産税が、3年間2分の1に軽減される特典を受けられます。

認定件数は、開始時の2016年7月は47件でしたが、同年8月は482件、同年9月は1,500件を超えています。認定件数はますます伸びることが予想されます。

固定資産税というと、製造業の設備投資をイメージしますが、サービス業でも認定されています。そこで今回は、事例のうちサービス分野で認定されものをまとめました。

経営力向上計画の認定事例集

[参考ページ]

経営サポート「経営強化法による支援」

引用│中小企業庁ホームページ

衣類卸売業/株式会社クロンティップ

ホームページ

http://www.krongthip.co.jp/

概要

海外市場に向けて自社製品の投入や、海外輸出販売用ウェブサイトの構築を行うことで、営業活動の強化を図る

具体的取り組み

商品セグメント毎の損益管理を行い、無駄な仕入れや過剰在庫を抑制し、利益率向上に努める

日本・イギリス・中国等で特許取得したトートバックの企画・販売、小売、輸出販売を行う。
また、為替・市場のリスクヘッジのため海外輸出販売用のウェブサイトを構築する

ファストファッションの影響で停滞しているアパレル実店舗、また、ネットショッピング市場の拡大によって業態維持・継続に大きく影響を受けている書籍、レコード、DVD実店舗等へ、現在の売場や人材を利用し新業態の提案と店舗演出に関する指導を行い、取引先の新しい産業創出と雇用維持及び拡大に努める

 

インターネットサービス業/株式会社ペットボードヘルスケア

ホームページ

http://petboard.co.jp/

概要

ペットヘルスケアのIoTデバイスの試作、スマートフォンアプリの開発、ウェブメディアとのタイアップイベント 等を行い、生産性向上を目指す

具体的取り組み

現在、テレビ電話による獣医師相談サービスを展開。既存顧客の要望が多かったペットの食事管理を可能とするIoTデバイスの試作、スマートフォンアプリの開発を行う

新規顧客を獲得するため、集客力のあるウェブメディアとのタイアップイベントを行う

食事とカロリーデータからペットの健康 状態のスコアリングを目指して、ペット ライフデータベースの利活用の研究開発 を実施する

 

インターネット付随サービス業/株式会社サーチフィールド

ホームページ

https://www.searchfield.jp/

概要

イラス卜や漫画に特化したクラウドソーシング事業(クリエイターと会社を直接つなげるITサービス)

地方特化型クラウドファンディング事業(地域活性化につながる取組に対し個人からの支援金を募るITサービス)を展開してきた会社が、既存サービスの改良・新事業開発を行う事で顧客増加とサービス運営体制の効率化を図る

具体的取り組み

自社ブログメディアの配信数を増やし、イラスト作成のクラウドソーシング事業「GIKUTUS」の利用増を図る

地域特化型のクラウドファンディング事業「FAAVO」で培った自治体とのネットワークとノウハウを生かし、ふるさと納税サイト「エフバイジー」をオープンする

漫画特化型のクラウドファンディング事業を開始する

 

まとめ:固定資産だけではない経営力向上計画

経営力向上計画の認定事例について、製造業以外で認定されたものをまとめてみました。

生産性の向上というと、製造業の最新設備の導入をイメージしやすいですが、広い意味での生産性の向上という観点だと、サービス分野でのIT技術の活用も含まれます。

アプリの開発や、通販サイトの開発、IT技術を利用した生産管理も含まれることが、今回の事例からわかります。

興味のある方は、中小企業庁のホームページから詳細情報を調べてみましょう。

創業融資に強い税理士事務所
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