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家族が亡くなった後に相続人は様々な手続きをしなければなりません。

手続の中には、提出期限が決められているものもあるため故人を偲ぶ時間もありません。

様々な手続きの中で後回しになるのが故人の遺品の整理処分ではないでしょうか。

故人の形見として残しておきたいものもあるでしょうが、必要のないものは処分しなければなりません。

処分整理には時間がかかりますし、費用も発生します。

そこで最近注目を集めているのが遺品整理ビジネスです。

遺品整理ビジネスとは

遺品整理ビジネスとは、故人が亡くなるまで保有していた財産のうち、相続税の対象にならないモノや名義変更が必要ないモノです。

たとえば、写真やアルバム・日記などは相続税の対象にはなりませんが個人の思い出として形見になります。

また、生前に集めていた嗜好品など他人から見るとゴミに見えるものも家族にとっては故人を偲ぶ思い出の品になります。

しかし、形見になるもの以外は、ほとんど買い取りや廃棄をして処分整理しなければなりません。

そこで、遺品整理ビジネスは、故人の遺品を必要なものは残し、不要なものは買い取りまたは処分してくれます。

遺品整理ビジネスが必要とされる背景

遺品整理ビジネスが必要とされる背景には、少子高齢化と核家族化があります。

2013年には4人に1人が65歳以上の高齢者となり、2030年には2.5人に1人にまで増えると言われています。

さらに、核家族化により65歳以上の高齢者世帯が2030年には1万世帯を超えると言われています。

核家族化が進むと、親世代の財産と子供世代の財産は別々となるため、親が亡くなると親の財産は不要になってしまいます。

高齢者夫婦のどちらかが亡くなれば、もう一方が相続することになりますが、一人暮らしの高齢者が亡くなると引き継ぐ人がいなくて大変になります。

このような背景があるため、遺品整理ビジネスの需要が高まっています。

遺品整理業者の選び方

遺品整理ビジネスの盛り上がりは、「遺品整理」で検索すると分かります。

リサイクルショップや何でも屋、引越し業者など様々な業種が遺品整理ビジネスに参入しています。

さまざまな業者がいるため、トラブルに発展したり悪質な業者も中にはいます。

そこで遺品整理業者を選ぶ際は、まず費用の見積もりを出してもらいましょう。

また、遺品整理の流れや手順を説明してもらい納得してから依頼しましょう。

その他に、遺品整理に関する資格保有者が在籍しているかも信頼のポイントになるかもしれません。

遺品整理の資格

遺品整理に関する資格は民間資格ですが、試験に合格することで得ることができます。

  1. 遺品整理士・・・廃棄物やリサイクル品の取り扱いに関する各法規制の知識をもった専門家
  2. 遺品査定士・・・遺品整理だけでなく、遺品査定と買取についての独特のノウハウと専門知識をもった専門家
  3. 事件現場特殊清掃士・・・孤独死やゴミ屋敷の中で亡くなった家を整理清掃する専門家

さまざまな家庭に対応できる資格があります。また、これらの資格を目指す人のために養成講座も用意されています。

まとめ

遺品整理ビジネスは、注目され始めた産業のためガイドラインなどの整備が進んでいません。

そのため、さまざまな業者が参入し、中にはトラブルに発展することもあります。

今後、大手企業が参入してきたり、国のガイドラインが整備されてくることで大きな産業になるかもしれません。

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